2007年04月18日
高崎周辺の里山をゆく vol-5
2007/04/20号ちいきしんぶん掲載
◎『石尊山(せきそんさん)』標高571m(安中市・高崎市)
里山を満喫できる秋間丘陵の秀峰
安中市の北、烏川と秋間川に挟まれた秋間丘陵の中央。長野新幹線「安中榛名駅」の頭上にそびえる石尊山は、低山ながら展望の尾根歩きを満喫できる「ぐんま百名山」に選ばれた魅力の里山だ。
◎『石尊山(せきそんさん)』標高571m(安中市・高崎市)
里山を満喫できる秋間丘陵の秀峰
安中市の北、烏川と秋間川に挟まれた秋間丘陵の中央。長野新幹線「安中榛名駅」の頭上にそびえる石尊山は、低山ながら展望の尾根歩きを満喫できる「ぐんま百名山」に選ばれた魅力の里山だ。■触れ合いから小さな旅が始まる
信越線「磯部駅」から、「安中榛名駅」行きのバスに乗り込む。里山ハイクの楽しさは、登山口までの公共交通機関を使ったアクセスにある。電車やバスで出会う駅員さんや運転手さん、老人や学生らとの触れ合いが、小さな旅の始まりに旅情を添えてくれるからだ。
長野新幹線「安中榛名駅」でトイレを借りて、地図を片手に歩き出す。ガードをくぐって北側駐車場へ抜ける。急な車道を上り長岩集落で、ちょっと寄り道をすることにした。
坂の途中にある「元助遺跡 赤穂浪士石像入口」の標識に導かれて、畑と竹林の中を歩くこと十数分。ずらりと石像群が並ぶ岩窟の下に着いた。
この四十七士像は、秋間出身の赤穂浪士の忠僕・元助が、義士の供養のために造ったものだと伝えられている。厳粛な空気の流れる静かな場所だが、閉所恐怖症の僕は早々に引き返してしまった。
車道に戻って、上長岩の集落へ。石尊山へは、この先に直登する遊歩道が整備されているが、今回は尾根歩きを楽しみたいので、集落を右折することにした。道標はないが、一本の桜の木が分岐の目印である。
■右に左に眺望が開ける尾根歩き

この辺りは、大きな“かしぐね”を持つ、石垣の立派な屋敷が多い。道なりに行かず、途中で梅畑と杉林の間を左に入る。ここも道標がないので注意! 梅畑の向こうに、目指す石尊山の頂が見える。
梅畑を登りつめた尾根筋で、やっと道標を発見。壊れているが、かろうじて「石尊山1.1km」の文字が読める。
やがて雉子ヶ尾峠への分岐に出る。訪れる人もいないのだろう、雉子ヶ尾峠方面への道は荒れている。そのまま直進すると、2基のベンチがある展望台へ。北側が開け、榛名山が大きく見える。ここから山頂までは、ひと登りだが、かなり笹がうるさくヤブ漕ぎを強いられる。時おり黄色いテープが現れるので道に迷うことはないが、手を切る恐れがあるので軍手は必需品である。
安中榛名駅から、寄り道も含めて約1時間40分で石尊山の山頂に着いた。山頂には大小いくつもの石祠や燈籠があり、この山の信仰の歴史を物語っている。南方の眺めが素晴らしく、御荷鉾山をはじめ西上州の山々を一望することができる。
■帰りは温泉で湯ったり呑んびり
山頂から南へ下る木の階段の途中で、石祠の裏から竹林の中を西へ向かう道を見つけた。風戸峠へ出られると思い歩き出したが、峠よりかなり手前に下ってしまった。道も荒れているので、階段の遊歩道を素直に車道まで下りることをお勧めする。
風戸峠を越え、のどかな山里の風景を眺めながら野道を歩く。大きなU字カーブで「関東ふれあいの道」の道標にしたがい、車道から離れ「日蔭本庄」方面へ。途中、うっ蒼とした杉林の中を抜ける林道・榛倉線に出るが、道標がしっかりしているので迷うことはない。県道へ出る手前で、かなり急な長い木の階段を降りる。高所恐怖症の
僕には、最後の難所となった。が、無事下山! 山頂より約1時間10分の歩程だった。
烏川を渡り国道406号へ出ると、すぐ左手がバス停。運良く数分で「ぐるりんバス」がやって来た。相間川温泉まで行き、良質の湯に浸かり、遅めの昼食をとることにした。高崎駅行きの最終バスまで、たっぷり2時間はある。生ビールの杯が増えてしまいそうだ。
(フリーライター/小暮 淳)
信越線「磯部駅」から、「安中榛名駅」行きのバスに乗り込む。里山ハイクの楽しさは、登山口までの公共交通機関を使ったアクセスにある。電車やバスで出会う駅員さんや運転手さん、老人や学生らとの触れ合いが、小さな旅の始まりに旅情を添えてくれるからだ。長野新幹線「安中榛名駅」でトイレを借りて、地図を片手に歩き出す。ガードをくぐって北側駐車場へ抜ける。急な車道を上り長岩集落で、ちょっと寄り道をすることにした。
坂の途中にある「元助遺跡 赤穂浪士石像入口」の標識に導かれて、畑と竹林の中を歩くこと十数分。ずらりと石像群が並ぶ岩窟の下に着いた。
この四十七士像は、秋間出身の赤穂浪士の忠僕・元助が、義士の供養のために造ったものだと伝えられている。厳粛な空気の流れる静かな場所だが、閉所恐怖症の僕は早々に引き返してしまった。
車道に戻って、上長岩の集落へ。石尊山へは、この先に直登する遊歩道が整備されているが、今回は尾根歩きを楽しみたいので、集落を右折することにした。道標はないが、一本の桜の木が分岐の目印である。
■右に左に眺望が開ける尾根歩き

この辺りは、大きな“かしぐね”を持つ、石垣の立派な屋敷が多い。道なりに行かず、途中で梅畑と杉林の間を左に入る。ここも道標がないので注意! 梅畑の向こうに、目指す石尊山の頂が見える。
梅畑を登りつめた尾根筋で、やっと道標を発見。壊れているが、かろうじて「石尊山1.1km」の文字が読める。
やがて雉子ヶ尾峠への分岐に出る。訪れる人もいないのだろう、雉子ヶ尾峠方面への道は荒れている。そのまま直進すると、2基のベンチがある展望台へ。北側が開け、榛名山が大きく見える。ここから山頂までは、ひと登りだが、かなり笹がうるさくヤブ漕ぎを強いられる。時おり黄色いテープが現れるので道に迷うことはないが、手を切る恐れがあるので軍手は必需品である。
安中榛名駅から、寄り道も含めて約1時間40分で石尊山の山頂に着いた。山頂には大小いくつもの石祠や燈籠があり、この山の信仰の歴史を物語っている。南方の眺めが素晴らしく、御荷鉾山をはじめ西上州の山々を一望することができる。
■帰りは温泉で湯ったり呑んびり
山頂から南へ下る木の階段の途中で、石祠の裏から竹林の中を西へ向かう道を見つけた。風戸峠へ出られると思い歩き出したが、峠よりかなり手前に下ってしまった。道も荒れているので、階段の遊歩道を素直に車道まで下りることをお勧めする。
風戸峠を越え、のどかな山里の風景を眺めながら野道を歩く。大きなU字カーブで「関東ふれあいの道」の道標にしたがい、車道から離れ「日蔭本庄」方面へ。途中、うっ蒼とした杉林の中を抜ける林道・榛倉線に出るが、道標がしっかりしているので迷うことはない。県道へ出る手前で、かなり急な長い木の階段を降りる。高所恐怖症の
僕には、最後の難所となった。が、無事下山! 山頂より約1時間10分の歩程だった。烏川を渡り国道406号へ出ると、すぐ左手がバス停。運良く数分で「ぐるりんバス」がやって来た。相間川温泉まで行き、良質の湯に浸かり、遅めの昼食をとることにした。高崎駅行きの最終バスまで、たっぷり2時間はある。生ビールの杯が増えてしまいそうだ。
(フリーライター/小暮 淳)
Posted by ちいきしんぶん at 22:22
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