2008年04月02日

自転車に乗り実現するエコロジーな生活

2008/4/4号ちいきしんぶん掲載

うちエコ!生活vol.01
●環境問題に自転車で貢献
 車社会・群馬県で生活している私は、ガソリン代の高騰がきっかけで移動手段の見直しを図り、なるべく車に乗らないで、うるおいのある家計を手に入れたい、なおかつそれが地球環境保護活動にも貢献できたらいいなと思いはじめました。
 自宅は高崎駅から2キロ弱。駅周辺へは自転車に乗ってゆくようになりました。これがまた、便利。駐車料金を払わなくても、駅周辺のデパートやセレクトショップへ足を運べますし、近場で何件も用を足さなければいけないときは、小回りがきき、威力を発揮します。



 自転車で、一体どのくらいの二酸化炭素の削減と家計の節約ができるのかと、ある日、自転車に時速や走行距離などが分かるサイクルコンピューターを装着し、出かけました。
 その日向かったのは、高崎駅周辺のスーパー、クリーニング屋さん、銀行と郵便局、薬局とデパート。普段車では通らない裏通りを走ってみると、芽吹く木々の美しさに見とれ、昔から佇む商店に郷愁を感じ、半径3キロほどの場所をうろうろしていただけなのに、色々なものを再発見しました。
 走行距離は、8・11キロ。ガソリン1リットルあたりが出す二酸化炭素排出量は、約2・3なので、2・3×1・05=2・415の二酸化炭素を削減したことになります。私の車は1リッター7・7キロ走る車ですから、もし、車を使ったら、8・11÷7・7=1・05リッター(小数第3位で切り捨て)のガソリンを使ったことに。1リッター145円として145×1・05=152円のガソリンを節約したことになります。毎日とは行きませんが、月に半分自転車で行動したら、年に(180日計算で)27,360円得をします。
 実際に数字で換算すると、二酸化炭素削減に貢献したり、ガソリン代を節約したりするのが面白くなり、以前にも増して、自転車ででかけるようになりました。すると、ちょっと困ったことが起きました。









●自転車生活、こうすれば快適に
 それは、荷物が多くなること。買い物の量が多いときは、かごに荷物が入りきらなくなり、両ハンドルにエコバッグを引っかけるような有様です。これでは、運転に支障がでて危険です。また、子どもを乗せる場合は特に、安全面が気になります。重い荷物や子どもを乗せると、ブレーキをかけてから自転車が止まるまでに時間がかかり、危険度は増してしまいます。そこで、高崎市江木町にある、重田サイクルに相談してみました。たくさん荷物を載せたい人は自転車後部にかごをつけるのがよいそう。子どもを乗せる人は、タイヤを小さくして重心を下にさげることで転倒しにくく、子どもを乗せてもチャイルドシートがおしりに当たらないよう、フレーム幅に工夫をもたせたモデルが出ていますのでそういうものを選ぶことで安全性が増します。また、自転車のハンドル、フレーム、ブレーキなど13項目に安全基準を設け、それをクリアした車体に付けられる「BAマーク」の付いた安全性の高い自転車を選び、1年に1度点検を受けることも、自転車生活を快適に過ごすためには必要とのこと。
 盗難対策も日々進化。近頃は1カ所施錠すると、前輪、後輪の2ケ所がロックされる「ダブルロック」方式が主流になりつつあります。この方式の自転車が増えたことで、盗難件数が減っているそう。「自転車は日々改良がなされ、安全性、利便性、防犯性、どれも向上しています」と重田氏。
 もう一つ、感じるのは、自転車のための道路や駐輪場の整備が発展途上だということです。
 県では平成12年度から、自転車に乗りやすい環境を整えるために「サイクリングロードネットワーク計画」を推進しています。一般道路とサイクリングロードの連結やバス等の公共交通機関との連携を図り、歩道と車道の段差の解消や路面の色分け、透水性舗装の整備、バス停に面した駐輪場の整備を行い、快適な自転車生活を促進しようとしています。しかし、自転車が通行しにくい場所、駐輪場がなかなか見つからない場所はまだ点在しています。整備のペースはゆったりなのが現実。自転車が便利で環境問題に貢献できる乗り物であることを強くアピールすることで、整備のペースをあげてもらえたらいいな、と思います。自転車メーカー、行政、そして自転車に乗る人が1つになって、自転車生活が快適になると思います。そうすれば、今以上に地球環境保護活動にも貢献できるはず。
 今、春まっ盛り。通り過ぎる垣根の向こうから、花の香りを感じ、公園の桜の花びらを愛でつつ、しかもエコライフに貢献する。そんな風に日々の生活をすごせば、きっと幸せな気分になれるはずです。さあ、あなたも自転車に乗って「エコライフ」してみませんか?
  (フリーライター/ヨシイマユミ)

◎取材協力
 重田サイクル(高崎市江木町179)
 TEL 027-322-2845
 営業時間/8時30分〜19時30分
 第2、3水曜休


Posted by ちいきしんぶん at 11:59 │2008年・特集記事