2006年07月28日
新生高崎市に観光スポットも仲間入り その4 旧新町エリア
ちいきしんぶん2006/7/28号掲載
昔の面影をたどり、歴史に遊ぶか、ふるさと祭りで夏を愉しむか。
今年1月の市町村合併で、群馬町、箕郷町、倉渕村、新町の各町村が「高崎市」になりました。そして各エリアの観光スポットも高崎市の仲間入りをしたことになります。ここでは、旧町村ごとの見どころをご紹介しています(今回が最終回です)。
埼玉県との県境に位置する新町(現・高崎市新町)は、古くは中山道の宿場町として栄えました。その後、鉄道の開通によって宿駅としての役割は終えましたが、明治10年の「国立屑糸紡績工場」開設を契機に、商工業の町として発展してきました。川幅の広い神流川のゆったりとした光景や、美しく整備された町並みは、とても暮らしやすい町、という印象です。夏の風物詩、花火大会や灯籠流しも、また穏やかで豊かな情緒を感じさせてくれます。
昔の面影をたどり、歴史に遊ぶか、ふるさと祭りで夏を愉しむか。
今年1月の市町村合併で、群馬町、箕郷町、倉渕村、新町の各町村が「高崎市」になりました。そして各エリアの観光スポットも高崎市の仲間入りをしたことになります。ここでは、旧町村ごとの見どころをご紹介しています(今回が最終回です)。
埼玉県との県境に位置する新町(現・高崎市新町)は、古くは中山道の宿場町として栄えました。その後、鉄道の開通によって宿駅としての役割は終えましたが、明治10年の「国立屑糸紡績工場」開設を契機に、商工業の町として発展してきました。川幅の広い神流川のゆったりとした光景や、美しく整備された町並みは、とても暮らしやすい町、という印象です。夏の風物詩、花火大会や灯籠流しも、また穏やかで豊かな情緒を感じさせてくれます。
■新町宿のはじまり
江戸から京都を69駅でつなぐ中山道。新町宿は江戸から11番目の宿駅でした。以前は本庄〜玉村〜倉賀野〜高崎というルートでしたが、加賀の前田侯により、玉村に代わって新町が駅となったのです。いまからおよそ350年以上前に伝馬役を命ぜられたことが、宿場の原型となりました。
伝馬役とは、郵便用の馬を常備しておくこと。当時、いちばん早い通信
方法は馬だったのです。
現在の新町駅前周辺が宿場の中心でした。大名や幕府の役人などが宿泊した公認
の宿「小林本陣」跡の碑が大きな民家の前にあります。
もう1軒あった本陣や、お付きの人々が泊まる脇本陣、43軒もあったと言われる旅籠などは、今では残念ながら特定できません。
■自衛隊の町
宿駅の役割を終えた新町には、陸上自衛隊新町駐屯地が、昭和26年当時の警察予備隊として移駐しました。駐屯地に植えられたたくさんの桜は、春になると見事な桜並木を見せてくれます。
また春の「桜まつり」は駐屯地を一般開放し、地域の住民と隊員たちがにぎやかにお花見を楽しんでいます。
■於菊の伝説・於菊稲荷神社
新町第一小学校近くに「於菊(おきく)稲荷神社」があります。於菊とは、宝暦年間(1751〜1963年)、新町宿の大黒屋にいた娼妓の名前です。たぐいまれな美貌と気立ての良さで宿場一の売れっ子でした。ところが、於菊が風邪をこじらせ重病で床に伏してしまうと、雇い主の態度は一変、あんどん部屋に追いやってしまったのです。そのことを不憫に思った町の人たちは、神社の裏に小屋を作り、於菊を引き取った上に手厚い看護を施しました。
そんな日々が3年ほど続いたある夜、於菊の枕元に「稲荷の霊」が現れ、なんと彼女の病は奇跡的に全快したといいます。於菊は神に感謝をし、そのまま神社で巫女として、神明奉仕に身を捧げる決意をしたのです。そして、深い信心の末、作物の出来具合や物事の吉凶、なくしものの在りかまで言い当てるようになったといいます。
以来、「困ったことがあったら於菊に聞け」と言われるようになり、いつの頃からかこの神社は「於菊稲荷神社」と呼ばれるようになりました。
この新町の名所は、遠くは、江戸、相模、長崎からも多くの参詣人が訪れ、にぎわったそうですが、於菊伝説は江戸時代の話。それ以前は普通の「稲荷神社」でした。戦国時代(天正10年)神流川合戦の際、白いキツネが現れ北条氏が勝利を収めたことに感謝して、この地に社を構えたと伝えられています。京都、伏見稲荷を彷彿とさせる朱色の鳥居が続く様は、そんな伝説がとても似合います。
■夏の風物詩「新町ふるさと祭り」
毎年8月16日に開催される「新町ふるさと祭り」のメインは、花火大会と灯籠流し。町内だけではなく、隣接する藤岡市、東京、埼玉などの首都圏からもたくさんの人が訪れます。日の暮れかかる午後6時半からは、灯籠流しが始まります。毎年、およそ3000個の灯籠が地域住民の手によって烏川に送り流されるのです。ほのかなろうそくの灯りは神秘的で、幻想的な情景を演出します。さて、「静」の灯籠流しの後は、「動」の花火大会。午後7時45分からのスタートです。烏川の河川敷を舞台に大スターマインを始めとする花火が1000発、打ち上げられます。
【注】新町ふるさと祭の情報は、この記事が掲載された2006年7月のものです。最新の情報は下記関係機関へお問い合わせください。また、kubarunewsに最新のおでかけ情報を掲載していますので、参考にしてください。
お問い合わせ
■高崎市役所新町支所 TEL:0274-42-1234
Posted by ちいきしんぶん at 10:00
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