2006年09月28日

がんの早期発見

ちいきしんぶん2006/8/18号掲載記事

■がんの早期発見に有用な「PET」検査をご存じですか?

 もはや、日本人の死因のトップにあげられる「がん」。部位によってその発症状況、症状、進行、治療法などが異なり、一概には言えないが、いずれにしても経済的な事情や、家族の精神的苦痛は避けられない。「もし、もっと早くがんが見つかっていたら」。当事者たち誰もが思うことだ。そこで、新しい画像診断法として注目されている「PET検査」を導入し、専門施設をオープンした医療法人・真木会に話を伺った。

■PET検査とは
 PETとは「ポジトロン・エミッション・トモグラフィー」の略で、全身のがんの検索を高い精度で行える最先端医療機器のこと。そのPETを使ったのが「PET検査」で、従来の検査と違い、一度で全身を診ることができる。しくみとしては、ガン細胞に反応する薬剤(ブドウ糖など)を注射で投与し、PET・CTカメラで全身を撮影。がん細胞にはその薬剤が正常細胞よりも集まりやすいため、位置や大きさなどを診断することができる。微量の放射線を使用するが、これは人間が自然界から受ける放射線と同量程度なので、健康上の問題はない。
 薬剤を注射し、横になっているだけ、苦痛もない上に短時間(検査自体は1時間半〜2時間程度)で済むのは、受診者にとって負担も軽い。


■検査薬もセンターで製造
 今年6月、PET検診システムを導入し、上並榎町に「高崎PET総合画像診断センター」を開設した医療法人真木会(真木病院)では、さらにMRIやCTスキャンといった断層図撮影の装置を併用することで複合的かつ総合的な診断を行うことができる。
 医療法人真木会及び真木病院の真木俊次理事長は言う。「センターの地下1階ではPET検査用の薬剤を製造できます。この薬はきわめて寿命が短いので、検査を行う場所でつくられるのが望ましいのですが、県内では東京からのデリバリに頼っているのが現状です」検査薬を製造する「サイクロトロン」という装置を完備しているのは、県内では群馬大学と同センターのみ。その場で製造し、純度や無菌試験を行えるのだから、安全でしかも時間のロスがないというわけだ。


■早期発見の意義
「実は私自身、妻が肝臓がんの手術を2回経験した、がん患者の家族なんです。妻が3度目の再発を疑われたときに、思い切って東京の病院でPET検診を受けました。
幸い再発ではなかったとわかった時の安堵感はなんとも言えません。患者本人はもちろん、その家族の不安は計り知れないものがあります。早期発見は、そうした精神的苦痛を背負わないためにも、とても大きな意義があると思います」(真木理事長)
 年々膨らみ続ける医療費を軽減することも、国民に負わされた課題だ。社会環境のバランスが崩れている中で難しいことではあるが、心身のメンテナンスは自主的に行うことが肝要と言える。
 事務部の浜名東部長は、「当センターでは真木病院から移行した人間ドックも行っております。忙しくて検診の度毎に仕事を休めないという方のために、PET検診と人間ドックを併せて受診できるシステムも整えています」と、より受診しやすい環境づくりに積極的だ。
 また、総合検診はもとより、部位ごとの検診など細かいコースも設定。迅速かつ確実な診断システムを目指す。「早期発見は専門医、総合病院、開業医などの連携でさらに効果的なものになると確信しています。そして患者と医師の信頼関係を築くことが、本来の医療だとも考えます」(真木理事長)


■気になる検診料金
「PETは、あくまでも検査ですから保険の適用外になります。1泊2日のがん総合検診では男性で19万5千円、女性で20万5千円ですね。部位別ではコースによって異なりますが約11万円から13万円です。また、優先的に検診予約や費用の割引が受けられる会員制度(入会・年会費無料)もありますので、有効にご利用になってはいかがでしょう」(浜名部長)
 自動車は車検を行うのに、なぜか自分の体には無頓着。この言葉にドキリとした人は、ぜひご一考を。

※PET検診に関する資料請求は同センターまで。

医療法人 真木会 がん総合検診施設
高崎PET総合画像診断センター
〒370-0801 高崎市上並榎町187
TEL.027-370-3011
医療法人真木会ホームページ
受診予約フリーダイヤル 0120-744390

Posted by ちいきしんぶん at 17:28 │2006年・特集記事