2006年08月04日
消防署
ちいきしんぶん2006/8/4号掲載記事市民の安全を守る消防署
火災や災害、事故など思いがけない不運に遭遇してしまったとき、市民生活の支えとなる「消防署」。24時間、365日、休むことなく市民の暮らしを見守ってくれる大切な仕事だ。
だが、私たち市民がその仕事を理解し、協力することで、より安全な暮らしが保証されることも忘れてはならない。高崎市等広域消防局(高崎中央消防署)で話を伺った。
● 救急の話高齢化、核家族化等、社会構造の変化の影響か、年々、救急車の出動件数が増加しているという。(ちなみに昨年は一昨年よりも739件増)。電話1本で要請できる気軽さか、緊急性のないケースもあり、中には入院・通院などでタクシー代わりに利用する場合もあるという。
竹内弘明局長は、「管内には15台の救急車が配備されていますが、緊急性のない要請もあり、本当に救急車を必要とする傷病者が困ってしまいます。実際、救急車で搬送された傷病者のうち、約6割が軽傷者です。広報誌などで適正利用を呼びかけているのですが…」と苦笑する。そうしたケースを減らそうと、消防局では医療機関などを案内するテレホンサービスを実施。具合が悪くなったときに「どんな病院に行けばいいのか」といった相談にも応じてくれる。
また、人工呼吸法や心臓マッサージ、AED(自動体外式除細動器)等を含む、応急処置方法の一般講習も積極的に行っている。「緊急時の対応をひとりでも多くの市民が体験し、いざというとき適切に処置できる心構えがあれば我々も心強いし、みなさんも安心だと思います。企業などで、10人以上集まれば我々が講習に出張いたします」
● 消防の話
今年6月1日から、一般住宅の火災警報器の設置が義務づけられた。これは住宅火災による死者が急増しているためだ。火災発生の多くは、夜間、眠りについている時間帯。火事に気づかず、死に至るケースが多いという。
「残念なことに建物火災の死者に占める住宅火災の割合が全国的にも非常に高くなっていて、中でも高齢者の死者数が多いのが現状です。火災が発生した場合、煙を吸い込むと中枢神経を冒されるので、逃げようと思っても動けなくなってしまいます。ですから、火災を早期に発見するために火災警報器の設置が義務付けられました。火災警報器は煙を感知するタイプのものを寝室や廊下などに、熱感知タイプを台所に設置(推奨)するなどして、安全対策をとっていただきたいと思います」
新築の場合は今年の6月1日から、既存住宅は平成20年5月31日までに設置することが義務づけられた。(アパート・マンション等の共同住宅、店舗・飲食店等の併用住宅もこれに準ずる)「火災警報器は、ホームセンターや防災グッズの店、電気・ガス取扱店などで販売していますが、消防署の職員が販売することは絶対にありません。これは消火器も同様ですので、不適切な訪問販売業者には十分ご注意いただきたいと思います」住宅用火災警報器等の設置は義務だが、あくまでも各家庭の危機管理意識に頼るしかないのが現状。また、自分が日頃注意をして火事を出さないようにしていても、もらい火事に遭うなど回避できない場合も想定しておきたい。
● 災害の話
群馬県は、比較的災害が少ないと言われる土地柄。しかし、今年の集中豪雨や土砂災害など、近年全国的に見ても「まさかこの地域が」と思われる場所が大変な被災を受けている。つまり、群馬県の安全神話はあくまでも「神話」でしかないという意識を持つことが大切だ。
「過去をさかのぼれば、群馬にも大きな地震災害などがありました。よく、数十年に一度の割合で地震が発生するとも言われます。ですから、絶対安心ということはないんです」
最近、「家庭で備えておきたい防災対策」などが声高に聞かれるのは、そうした意識の高まりなのだろう。
消防署では、隊員たちが常日頃のさまざまな訓練を怠らず、「緊急時」に備えている。心強いのはもちろんだが、私たち市民もその仕事を理解し、協力することが大切だ。
「消防職員だけではなく、仕事を持ちながら、地域の安全のために日夜尽力される『消防団員』の方達にもご理解とご協力をお願いしたいと思います。地域みんなで力を合わせて、安全・安心の暮らしを守っていきましょう」
高崎市等広域消防局は、40万人近い人口の安全をカバーしている。
放水訓練を実施している消防団員

http://ted.city.takasaki.gunma.jp/shoubou/top.htm
高崎市等広域消防局(高崎中央消防署)
高崎市八千代町1-13-10
TEL.027-322-2391(代)
Posted by ちいきしんぶん at 17:03
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