2007年06月22日
ファミリーカウンセリング
ちいきしんぶん2007/06/22号掲載
家族のことで悩んでいませんか?
出産、育児、思春期、不登校、暴力、家出、引きこもり、ニート、介護……。家族の問題や悩み事は尽きません。車を点検に出すように、家族も定期的に心のメンテナンスが必要です。最近、ニュースなどで何かと話題になる”家族間トラブル“。『有限責任事業組合ファミリーサポート桜』の家族相談士のお二人に、今求められている「家族力」の大切さについて、お話を聞きました。
■ファミリーカウンセリングとは…■
家庭内に生じる問題は、家族の関係の中で起きているととらえ、原因の追究や犯人探しをするのではなく、解決のための資源を、専門的な訓練を受けた家族相談士が、家族カウンセリング理論に基づく技法を用いて、ご相談者の方と共に家族関係を見直し、修正し、危機を乗り越え、解決に向けた心理的支援のことをいいます。
家族のことで悩んでいませんか?
出産、育児、思春期、不登校、暴力、家出、引きこもり、ニート、介護……。家族の問題や悩み事は尽きません。車を点検に出すように、家族も定期的に心のメンテナンスが必要です。最近、ニュースなどで何かと話題になる”家族間トラブル“。『有限責任事業組合ファミリーサポート桜』の家族相談士のお二人に、今求められている「家族力」の大切さについて、お話を聞きました。■ファミリーカウンセリングとは…■
家庭内に生じる問題は、家族の関係の中で起きているととらえ、原因の追究や犯人探しをするのではなく、解決のための資源を、専門的な訓練を受けた家族相談士が、家族カウンセリング理論に基づく技法を用いて、ご相談者の方と共に家族関係を見直し、修正し、危機を乗り越え、解決に向けた心理的支援のことをいいます。
●社会の歪みに苦しむ人を支援
—家族相談士という聞き慣れない職業ですが、どんな仕事なのでしょうか?
〈小松〉 日本家族心理学会と日本家族カウンセリング協会が認可する資格で、平成9年から交付された制度です。現在、全国に約1000人の家族相談士がいますが、私たちは医者ではありませんので、医療行為は一切行っていません。カウンセリングによる心のケア、問題の解決と予防を目的に活動しています。
〈熊沢〉 それぞれの家族に、それぞれのシステム(家風)があります。これは祖父から父へ、父から子と受け継がれている場合が多く、システムを受け入れられない家族は常に葛藤することになります。暴力、家出、引きこもりなどの形で表面化する場合もありますが、このシステムの歪みを取り除き、正常に機能させるためにサポートするのが家族相談士の仕事です。
—最近、ニュースで家族間トラブルによる嫌な事件を多く耳にしますが、どうして今こんなにも家族の問題で悩む人が増えているのでしょうか?
〈小松〉 一番の原因は、やはり核家族化です。また地域とのつながりが希薄になっていることも。頭脳教育に走り過ぎて、感情教育が欠落したのだと思います。あいさつをする、親切にする、思いやりをもつなどの基本的なことができない人たちが増えていますね。
〈熊沢〉 みんな家族の絆を強めたいと思っている。でも昔なら大家族だったり、地域に世話人がいたりしたけれど、現代社会の中では相談する人がないのが実情です。家族相談士という仕事も、そんな社会の歪みに苦しむ人たちを支援するために誕生しました。
●家族の問題は小さいうちに
—家族システムの歪みを正すとは、どういったことですか?
〈熊沢〉 これは扱った事例ですが「息子の万引きを止めさせたい」という父親からの相談がありました。家族全員を集めてカウンセリングすると、意外な事実が判明したんです。息子さんは長男で、他にも兄弟がいるのですが「なぜ、お父さんは僕ばかり怒るの?」と重い口を開いたんですね。父親にしてみれば、長男だから厳しくしつけたいとの思いからだったのでしょうが、それが彼にプレッシャーを与えていたんです。父親はその場で、息子さんに謝りました。これで解決です。その後、彼は万引きをしなくなりました。
〈小松〉 結婚前のカップルからの相談というのもあります。両家のシステムの違いによるストレスが、新婦を苦しめているパターンが多いですね。この葛藤を処理せずに結婚してしまうと、「こんなはずじゃなかった」と結婚後に苦しむことになります。このような場合は、二人でより良いシステムを作りあげるよう、アドバイスをします。
—私たち日本人は、とかく家族のことは隠し、我慢する傾向にありますが?
〈小松〉 家族の問題は、小さいうちに相談するよう呼びかけています。早期発見が、早期解決につながります。今、実験的に幼稚園で保護者たちのカウンセリングを行っていますが、子育てのスタート期は、まだ問題も小さいんですね。子供が小さい時に、小さい問題で寄り添った経験のある夫婦は、子供が大きくなった時に大きな問題が起きても、それを乗り越える力が身についています。
〈熊沢〉 家族の問題は、父親に原因がある場合が多く見受けられます。ワーカーホリックと言って、会社が家族になってしまっている男性です。子育て期には、システムに一番歪みを与えます。また男性は、女性より感情を理解する能力に欠けているんです。もっと父親が家族の中に入って話を聞いてあげるスタンスができてくると、家族の絆は良い方向へ変わると思いますよ。会社が第一ではなく、家庭を第一に考える! 家族を中心に自分の仕事をしてください。
■有限責任事業組合
ファミリーサポート桜
TEL 080・5488・4030
FAX 027・320・4295
URL http://www.familysupportsakura.co.jp
—家族相談士という聞き慣れない職業ですが、どんな仕事なのでしょうか?
〈小松〉 日本家族心理学会と日本家族カウンセリング協会が認可する資格で、平成9年から交付された制度です。現在、全国に約1000人の家族相談士がいますが、私たちは医者ではありませんので、医療行為は一切行っていません。カウンセリングによる心のケア、問題の解決と予防を目的に活動しています。
〈熊沢〉 それぞれの家族に、それぞれのシステム(家風)があります。これは祖父から父へ、父から子と受け継がれている場合が多く、システムを受け入れられない家族は常に葛藤することになります。暴力、家出、引きこもりなどの形で表面化する場合もありますが、このシステムの歪みを取り除き、正常に機能させるためにサポートするのが家族相談士の仕事です。
—最近、ニュースで家族間トラブルによる嫌な事件を多く耳にしますが、どうして今こんなにも家族の問題で悩む人が増えているのでしょうか?
〈小松〉 一番の原因は、やはり核家族化です。また地域とのつながりが希薄になっていることも。頭脳教育に走り過ぎて、感情教育が欠落したのだと思います。あいさつをする、親切にする、思いやりをもつなどの基本的なことができない人たちが増えていますね。
〈熊沢〉 みんな家族の絆を強めたいと思っている。でも昔なら大家族だったり、地域に世話人がいたりしたけれど、現代社会の中では相談する人がないのが実情です。家族相談士という仕事も、そんな社会の歪みに苦しむ人たちを支援するために誕生しました。
●家族の問題は小さいうちに
—家族システムの歪みを正すとは、どういったことですか?
〈熊沢〉 これは扱った事例ですが「息子の万引きを止めさせたい」という父親からの相談がありました。家族全員を集めてカウンセリングすると、意外な事実が判明したんです。息子さんは長男で、他にも兄弟がいるのですが「なぜ、お父さんは僕ばかり怒るの?」と重い口を開いたんですね。父親にしてみれば、長男だから厳しくしつけたいとの思いからだったのでしょうが、それが彼にプレッシャーを与えていたんです。父親はその場で、息子さんに謝りました。これで解決です。その後、彼は万引きをしなくなりました。
〈小松〉 結婚前のカップルからの相談というのもあります。両家のシステムの違いによるストレスが、新婦を苦しめているパターンが多いですね。この葛藤を処理せずに結婚してしまうと、「こんなはずじゃなかった」と結婚後に苦しむことになります。このような場合は、二人でより良いシステムを作りあげるよう、アドバイスをします。
—私たち日本人は、とかく家族のことは隠し、我慢する傾向にありますが?
〈小松〉 家族の問題は、小さいうちに相談するよう呼びかけています。早期発見が、早期解決につながります。今、実験的に幼稚園で保護者たちのカウンセリングを行っていますが、子育てのスタート期は、まだ問題も小さいんですね。子供が小さい時に、小さい問題で寄り添った経験のある夫婦は、子供が大きくなった時に大きな問題が起きても、それを乗り越える力が身についています。
〈熊沢〉 家族の問題は、父親に原因がある場合が多く見受けられます。ワーカーホリックと言って、会社が家族になってしまっている男性です。子育て期には、システムに一番歪みを与えます。また男性は、女性より感情を理解する能力に欠けているんです。もっと父親が家族の中に入って話を聞いてあげるスタンスができてくると、家族の絆は良い方向へ変わると思いますよ。会社が第一ではなく、家庭を第一に考える! 家族を中心に自分の仕事をしてください。
■有限責任事業組合
ファミリーサポート桜
TEL 080・5488・4030
FAX 027・320・4295
URL http://www.familysupportsakura.co.jp
Posted by ちいきしんぶん at 11:15
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